藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

3月のライブ  桜の季節に「平和を紡ぐ歌」

 

 

 

  大雪と寒さの一・二月が去り、今年も三月となった。だが今日は、朝から

冷たい雨と暴風の春の嵐。三寒四温の日々が続き、桜の季節が訪れるのだろ

う。東京に桜が咲く頃、2回目のみほこんとのジョイントライブ「平和を紡

ぐ歌」を行う。

 

 二月は、新春コンサートに続き、羽衣町の老人会、コタン・はっぽんの定

期ライブ、かけこみ亭「共謀」コンサート、知人の会社の25周年ライブパー

ティーのへ出演と、歌う機会がたくさんあり、それぞれこれからの新しい歌

の歩みにつながるものとなった。そんな気分で三月を行く。

 

 三月になると思い出す歌がいくつかある。

毎日のように詩を書き歌を創っていた20代中ごろの山谷荘時代。アパートの

隣の部屋の住人、卒業間近の美大生だったY君の様子を見て、こんな歌を創

った。

 

          三寒四温

 

  石油ストーブの臭いが いっぱいに立ち込める部屋

  男はこの先どう生きようかと 力無く首をうなだれて

 

  描きかけのキャンバス 油絵も乾ききって

  男は自分が見えなくなったと 鏡の中を見てばかり

 

  冬がひとつサヨナラ 春がひとつコンニチハ

  冷たい雨の次の日は 暖かな風が吹くような

  季節も乱れる春先に うまく青春終えられず

 

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