2016.12.26 Monday
世田谷豪徳寺の招き猫
12月中旬、世田谷のボロ市に行った帰り、近くの豪徳寺を
訪ねた。招き猫発祥の寺ということは知っていたが、なかな
か行く機会が無かった。
寺の敷地内の少し奥まったところに、ひっそりたくさんの
ねこたちが居た。
今年は、久々に「100万回生きたねこ」をライブで取り上
げた。コタン、はっぽん、新潟と青梅のコンサートでも歌っ
た。ねこたちに感謝である。
広い寺の墓を歩くと、井伊家の墓がたくさんある。井伊家
といっても、江戸末期に安政の大獄で水戸浪士に暗殺された
井伊直弼くらいしか名前は知らないし、なぜ井伊家の墓がこ
こにあるのかも知らなかった。
江戸時代の世田谷は井伊家の所領で、豪徳寺はその菩提寺
だったのだ。
「正室と側室の墓は何が違うと思いますか?」
ひとりの老人が私の近くに寄ってきて、質問した。
「何ですか?」
「側室には家紋が無いんですよ」
正室の少し後ろ、陰になるように建つ側室の墓を見ると、確
かに。
来年のNHK大河ドラマは「井伊直虎」が主人公。ちょっと
興味が出てきた。