2016.08.03 Wednesday
青梅・宗建寺 座禅の会
宗建寺は、正式名称は 仙桃山・宗建禅寺といい、臨済宗建長
寺派の寺である。
打ち合わせに行った日は、たまたま毎月1回の座禅の会が夕方
あり、住職から「時間があったら、やっていきませんか」とお誘
いいただいたので、気軽に参加してみた。
本堂の厳かな雰囲気の中、二つ折りにした座布団をお尻に敷き、
足が痛くならないよう楽に胡坐を組み、ただ瞑想している感じだ
け。蝉の鳴く声だけが耳に入る。止まった時間の中に居るような、
リラックスした気分になる。
25分ほどして一度終わり、住職のお話。
「座禅に大切なのは、呼吸を整えること、気を集中させること」
「鼻で静に呼吸をしながら、ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・
ここの・とお と繰り返すのもひとつの方法」
そこで、はっと思った。良寛が貞心尼に仏道修行の極意を問わ
れたとき、「ひ・ふ・み・よ・・・、鞠つきと同じだよ」と歌で
答える。良寛は曹洞宗の禅寺で修行した人だから、座禅のやり方
をヒントにし、あの歌が出来たのかもしれない。
座禅の基本的なことを全く知らない私にとって、興味深いお話
がいろいろ。その後、また20分ほど座る。その時間の長さは、線
香1本が燃え尽きる時間とも言う。座禅は、おもしろそうだ。
この本堂で、11月、良寛を歌う。