藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

MY CD トルコ語で歌う  〜核兵器廃絶の歌「死んだ女の子」〜


 トルコでの演奏活動(日本文化紹介の旅)をプロデュースして頂いている
Iさんからの依頼で、トルコでトルコ語で歌った曲をまとめたCDを制作した。

1.あなたへの愛・・・トルコの中世の詩人ユヌス・エムレの詩を歌ったもの
           
2.Memleketim・・・「ふるさと」という意味のタイトル。トルコの人なら
           誰でも知っている愛唱歌

3.少女(邦題は「死んだ女の子」)
        ・・・トルコの国民的詩人ナーズム・ヒクメットの詩にズル
           フ・リバネリが作曲し、トルコで愛唱されている歌。
           原爆で死んだ女の子が、亡霊となって原水爆禁止の署
           名を集めているという、核兵器廃絶、平和を訴える詩。
           
4.イスタンブール・・・藤本のオリジナル曲、トルコ語に訳してもらい歌った
           もの。

5.幸せなら手をたたこう・・・トルコ語に訳してもらい歌っているもの。

6.アンカラ・・・藤本のオリジナル曲をトルコ語に訳してもらい歌ったもの。

7.詠み人知らず(日本語)・・・2.の「Memleketim」を日本的な詩に書き
             換えたもの。最後に「いろは歌」を添えている。

 歌っている場所は、1.2「ウスパルタ」、3、4「イスタンブール」5「エス
キシェヒル」6「アンカラ」。 それぞれの会場や街の雰囲気が懐かしく思い
出される。

「少女」は、トルコのある地方へ行ったとき、何人かの少年に「ヒロシマ!」
「ヒロシマ!」とリクエストされたことがあった。こういう歌が愛唱されてい
る国、トルコがとても印象深く、その後もずっと尾を引いている。
 この歌がきっかけで、「原爆文学」の研究をしに日本に来ているトルコの女
性を思う。そして歌の力について考える。

 歌は何が出来るのでしょう?・・・ヒクメットさん! オバマさん!
   未来を変えられる?!

    詠み人知らず
          作詩 藤本すすむ             

  海に囲まれ 北から南
  山が走り 河が流れる
  麗し大地よ 八百万の神よ
  歌い踊れ わが命

  詠み人知らずの 万葉恋歌
  熱い思い 大らかに
  私の命に 流れるその血が
  切なく君を 恋す

  春の桜 夏の花火
  秋は 豊年祭り
  海の幸 山の幸 命いただき
  日本の心 酒に酔い

  色は匂えど 散りぬるを
  わが世たれぞ 常ならむ
  有為の奥山 今日こえて
  浅き夢見じ 酔いもせず
           
 
| - | 03:59 | comments(0) | trackbacks(0)
6月新潟ライブキャンペーン  FMみょうこう


 18日、 6月の上越市「多田金」でのライブキャンペーンを兼ね、「フーミン」
こと岩井芙沙代さんがパーソナリティをつとめる、FMみょうこうの「フーミンの
MUSIC BOX」という番組収録にゲスト出演。

 FMみょうこうのスタジオは、妙高市(旧新井市)にある。晴れ渡る青空に新緑
の妙高山が美しい。信越線で長野から直江津まで何度か電車に乗ったことがあるが、
新緑の頃は初めて。牧歌的でとてもいい気分になれる。

 フーミンとは、四谷コタンで出会った。たくさんのミュージシャンが出入りする
ライブハウスで、特別に仲が良かったというわけではなかった。彼女が「高田に嫁
いだ」ことを知り、ちょうど新潟でのライブを考え始めた矢先、「高田でジョイン
トライブをやってみますか」と声を掛けたら「ぜひ、ぜひ」と、とんとん拍子で企
画が進んだのである。

 「多田金」というお店でのライブが決定すると、「FMみょうこうに出て下さい。
番組で、藤本さんの歌を歌いたいのでギターの伴奏をお願いします。藤本さんの詩に
曲をつけて歌いたいので、詩を書いてください。「越後望郷」にピアノで参加してみ
たいので譜面をお願いします。」

 収録の日まで時間も無いのに、大丈夫かなと思ったが、1時間の番組の中で彼女は
見事に全部こなしたのだった。自分の曲を歌ってもらったり、書いたばかりの詩を作
曲しピアノで弾き語りしてもらったり、「越後望郷」にピアノとコーラスで参加して
もらったり、実に濃い1時間だった。
 フーミンは、音楽にとても一生懸命で、「ば〜か、いい姉さらね!」

 帰りに高田駅近くの「多田金」さんにより、マスターとお会いする。FBで友達にな
っておりメールのやり取りもしていた。お店には大きなポスターを貼っていただき、チ
ラシも店内に置き、もっとチラシをくださいと催促された。心からの感謝で握手し、
「では、6月に!」
 
 「フーミンのMUSIC BOX」番組放送は、FMみょうこう(78.5MHz)
   6月2日(木)19時〜20時
      5日(日)20時〜21時
      9日(木)19時〜20時
    12日(日)20時〜21時


 
| - | 03:05 | comments(0) | trackbacks(0)
6月新潟ライブキャンペーン  長岡・ナイトイン椿

                                                            (ナイトイン椿)

 6月の故郷ライブは、昨年秋に行った三条市、加茂市のほか、
上越市(高田)と長岡市でも行う。

 JR長岡駅の改札を出たところに良寛像が立っている。和島、与
板、福島など長岡は良寛ゆかり地である。
 また、「瞽女のハルさん」で歌っている小林ハルさんは長岡組
の瞽女だった。
 そんなこともあり、ぜひ長岡で歌ってみたいと思ったのである。

 今は全国にライブハウスがあり、ホームページから交渉し出演
することもひとつの方法であるが、地元に縁の有る知人からの紹
介の紹介で「歌う場」が決まった。

 長岡駅から徒歩5分位のゴージャスな雰囲気のお店「ナイトイン・
椿」。以前にはジャズのライブをやったこともあるという。
 いろいろな雰囲気の場所で歌うのは、同じ歌を歌っても、歌う側
も新鮮で、刺激的なものだ。

 17日、新潟から長岡へ電車で行き、夕方、椿のオーナー・K社長さ
んとお会いする。「歌う場」を提供してくださり、初対面にもかかわ
らずライブに協力いただけるお話を聞き、頭が下がる思いだ。
 紹介の紹介、そこにある信頼関係の深さを思わずには居られないが、
歌うということは、その信頼関係に答えるということでもある。

 長岡から、バイオリンの宇野みゆきさんが参加する。瞽女さんの言
葉で、門付けして回ることを「さわぐ」という。長岡で「ひとさわぎ」
しよう。


 
| - | 01:46 | comments(0) | trackbacks(0)
6月新潟ライブキャンペーン 新潟日報インタビュー

 
17日の朝、新潟市内万代橋の近くのメディアシップ・新潟日報本社へ。
キャンペーン記事のインタビューと写真撮影。

 加茂の実家から、兄に運転してもらい新潟へ。新潟へは国道8号線を
利用するものとばかり思っていたが、それは昔の話のようだ。最近は、
白根まで広いアスファルトの農道が走り、小須戸を通り、サッカー場を
見て、新潟駅の南口に出るのが早い道なのだという。道路も街並みもす
っかり変わったんだな!なんだか浦島太郎状態である。

 ギターを抱えて話している様子を、カメラマンがフラッシュを浴びせ
ながら何枚もシャッターを切る。
 ライブの日程、新しいCD「風の良寛」の収録曲、故郷で歌う想い、ラ
イブの演奏予定曲、今後の新潟での活動などのインタビューを受ける。

 1時間くらいでインタビューは終わった。なにやらダラダラ喋っていた
ように自分で思え、もっとしっかり的確に話せばよかったなと悔いが残っ
た。何度か新聞や雑誌のインタビューを受け、ラジオ出演で話す機会もあ
ったが、いつもそんなふうに思ってしまう。
 普段の、考えるということ、話すということがそのまま出るのだ。ライ
ブのMCについても、同じことが言えるだろう。普段から言葉を鍛えねば。

 新潟日報、5月末か6月始めの月曜日・芸能欄に記事が載る予定である。 

 



 
| - | 00:44 | comments(0) | trackbacks(0)
6月新潟ライブキャンペーン 加茂スナック「司」さんで

                       (加茂駅前)

 6月の故郷ライブツアーのキャンペーンで、16日〜18日帰省。

 加茂駅から数分歩いた青海神社参道近くの、スナック「司」さん
へ行き、ライブのポスターとチラシを置かせてもらう。私の実家近
くの出身で、若い頃演歌歌手をしていたそのママさんにお会いし、
いろいろお話ししてみたかった。

 開店時間に合わせてお店に行くと、待っていたかのように「進君
ですか。面影あるね」と招いてくれた。お会いするのはもう何十年
ぶりだろう。
 歌のこと、加茂のこと、お客のことなど色々話していると、マス
ターが見え、すぐさまサックスを手にし、他のお客さんのカラオケ
に合わせ演奏し始めた。
 サックス奏者でもあるマスターは、渡したCDで「越後望郷」を聴
くと、すぐに「譜面ありますか」と言い、急遽二人でコラボすること
に。「越後望郷」にサックスの音色が加わり、さらに哀調のある歌に
なった。

 今は札幌に住むサックス奏者、菅原君を思い出す。僕の30代後半
のはっぽんやコタンのライブに参加していた気の合う男だ。いつか
彼と札幌で一緒にやること楽しみの一つにしているが、具体的に考
えるかな。

 ライブをすることで、色々な人と出会う。とくに故郷新潟でのラ
イブでは、それを縁に、何十年ぶりかで再会できる人もいる。歌う
ことで再会するのだ。
 加茂の夜、落ち着いた雰囲気の店内に、サックスの音色が響いて
いた。

 
| - | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0)
新潟6月ライブツアー CD『風の良寛』発売記念



6月17日(金)
長岡市内(駅前徒歩5分)
ミニクラブ「ナイトイン椿」
開演 20:00
料金 3,000円(1ドリンク、おつまみ付)
 
| - | 17:32 | comments(0) | trackbacks(0)
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