藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

映画「海難1890」 日本とトルコ 心はとても近い国

           (映画パンフレット)

 今年は、日本・トルコ友好125周年に当たる。それを記念して、
日本トルコ合作映画「海難1890」が制作され、今日が封切り初
日。初回の上映時間に合わせ、晴れあがった師走の空を見上げ、
立川の映画館まで歩いた。

 二国間の友好のきっかけとなる「エルトュールル号事件」「イ
ラン・イラク戦争時における日本人救出作戦」は知っていたが、
どんな映画になるか楽しみにしていた。
 
 映画ではトルコ文化が細やかに描かれ、「ふ〜ん、あのことだ
な」と思わせる部分がたくさんあった。またトルコ語にも自分の
歌に出てくる単語を聴くことができ、トルコの楽器サズに合わせ
船員が歌い踊るシーンは、なんだかトルコを旅しているような気
分にもなる。

 「助け合う」という美しい人間の行為と言葉が、映画全体を通
し感じられ、ポロポロ涙がとまらなかった。

 2010年日本トルコ友好120周年の年、日本トルコ民間交流協会
主催の日本文化祭に参加し、トルコのアンタルヤとマルマリスで
公演を行った。
 そのとき発表した歌や今までのトルコへの旅の思い出を重ね、
懐かしくも感動的な映画であった。

    エルトュールル号の 凍えた遭難者を
    素肌で暖めた 村の娘たち
    テヘランに取り残された 絶望の日本人を
    命がけで救い出した トルコのパイロット

    僕らはずっと昔から 友達だったような気がする
    アジアの西と東 遠く離れていても
    心はとても近い国
               「アンタルヤ」より

 

 
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