2015.08.28 Friday
晩夏レンチャンライブ 四谷コタン
夕日が静かに落ちてゆく 星がかすかに見えてくる
祭りの提灯風に揺れ 河畔を埋めた人の影
打ち上げ開始の合図と共に
花火師たちが 今 火を点けた
故郷の大地に響き渡れ 感謝を勇気を 高らかに
真夏の夜空に花開け 夢よ祈りよ 日本の花火
しだれ花火の降り注ぐたもと 見上げる人々の幸せを
真夏の夜空に花開け 夢よ祈りよ 日本の花火
行く夏を惜しみ、まずは花火の歌から。
今回のコタンは、私に中国の歌と中国語の接点をもたらせてくれた、留学
生・小麟さんの送別ライブ。その縁となった「送別」を、少し彼女のために
書き換えた日本語訳の朗読の後、心をこめて中国語で。
送別
町外れの古びた道には 草花の緑がどこまでも続いている
夕風が かすかな笛の音のように 柳の枝を揺らし
夕日が 山の彼方に沈もうとしている
天の果て 地の隅に 親友といえる人は どれだけ居るだろうか
人生では 楽しく出会える人も得がたいものだが 別れは数え切れない
もうすぐ日本を去り 中国へ帰ろうとしている君
一緒に歌い 旅をし 花火を見たことが 今は少し切ない思い出だ
天の果て 地の隅で こんなに親しくなれたのは奇跡的なことだろう
またきっと会おうね 今宵は君と 名残の酒で乾杯しよう
別れを告げた後の 眠りの中では 見る夢もきっと寒々しているだろう
再見!