藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

第4回新春パレスコンサート 7  みんなで歌おう



第二部は弾き語りに続いて、「みんなで歌おう」コーナーへ。
砂川闘争をテーマにした「砂川の赤とんぼ」と「花は咲く」を。
「砂川の赤とんぼ」は、第1回目の新春コンサートで発表した歌。
最近、改めて日本の戦後史の本を読み、砂川闘争の最高裁の判決
が、その後現在においても日米関係に大きな影響を与えているこ
とを知る。その本とは、
 『日本はなぜ「基地」と「原発」はなくならないのか』
             矢部宏治/集英社インターナショナル

     砂川の赤とんぼ
            作詩・作曲 藤本すすむ

立川基地の拡張に反対して 立ち上がった農民たち
座り込み デモ行進 糞尿作戦 強制収用に抵抗した
心に杭は打たれないと 決死覚悟の団結小屋
生きる権利と平和のために 闘い続けた砂川の農民たち

戦争のための安保条約 守るべき平和憲法か
学生や知識人 世論を巻き込み 勝利までの15年
警官とぶつかるデモ隊は けが人・流血・泥んこ・涙
誰からともなく歌いだされて 砂川の空に響き渡った「赤とんぼ」

  夕やけこやけの 赤とんぼ
  おわれて見たのは いつの日か

  山の畑の くわの実を 
  こかごにつんだは まぼろしか


 
| - | 00:13 | comments(0) | trackbacks(0)
第4回新春チャペルコンサート 6  弾き語り「還暦」


第2部の始めに、弾き語りで新曲の「還暦」と「新・へそ穴口説き」を歌う。

       還暦
          作詩・作曲 藤本すすむ

若いひとつの時代を 一緒に生きた仲間たち
思い出せないその顔は 長い月日の流れ
いつの間に こんな遠くへ
いつの間に 還暦
何よりも恐ろしいものは 時の流れです
時よお前に還そうか 老いと衰えを

何よりも恐ろしいものは 時の流れです
時よお前に還そうか 老いと衰えを

 
| - | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0)
第4回新春チャペルコンサート 5  俳句でごあいさつ 



 ごあいさつ代りに最近始めた俳句を朗読

寒椿蕊は隠れキリシタン

夜神楽のイザナギ・イザナミかっぽ酒

牡蠣食えば金が無くなり放蕩児

せち料理おなかのおへそが見えません

今日の空蒼さ仰いで初仕事

春よ来いかりっと福豆ひとつ噛む

  
| - | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0)
第4回新春チャペルコンサート  4  ドリアン


    (シリア国境の街 トルコのハランにて 2011・10)

 イスラム国に誘拐され人質となった後藤さんが殺害された。朝から
そのニュースがテレビから流れる。最悪の事態になった。
 イスラム国の「日本人はみな殺す」という恐ろしいメッセージに、
今後の国際情勢やテロの不安が募る。

 最初からトルコに今回の支援を依頼すべきだったと、ある大学教授が
テレビで語っていた。人質交換の場所が予想されたトルコとシリアの国
境付近の街の様子なども報道された。
 2011年10月に、50キロ向こうはシリアの国境の街ハランを旅した記
憶が蘇る。

新春コンサートでは、今回初めて「ドリアン」を取り上げ歌った。

 濡れ衣着せられ捕らえられた人
 ふてぶてしい奴らに怒り
 知らずうちに囚われてゆく
 嘆きの僕に敵は見えず
 甘い汁に舌先は伸び
 時に悪魔は天使の顔
 ドリアン ドリアン その硬い皮を裂き
 ドリアン ドリアン 真実の味吸わせて


         (「ジプシーの少女」 ガジアンテプにて)

 
| - | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0)
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