藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

信濃三十三観音巡り  第三十二番 椿峰山西照寺



信濃三十三観音巡り 第三十二番 小川村 椿峰山 西照寺
      御詠歌  椿峰や 高きめぐみはいかばかり
            深き罪身も 浮かぶとぞ聞く

 北アルプスの雪山が美しい。長野と大町を結ぶ国道19号は、
大町街道であり、オリンピック道路。長野駅から高府行きバス
で40分。小川村は、ようやく訪れた春に、山桜、桃、プラム、
菜の花、水仙などが一気に花を咲かせていた。

 宿泊した「星と緑のロマン館」は天文台もあり、見事な星空
が見えるところ。あいにくの天候で、星は全く見ることができ
なかったが、目の前に北アルプスが一望できる。

 このあたりは平安時代から皇室の荘園で、近くの戸隠と並び
信仰の地でもあったので、信濃観音巡りの三十一番から結願の
三十三番札所が集まっている。

 北アルプスを、花々を、山里の佇まいを見ながら、春を歩く。
   
 
| - | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0)
三高東京支部同窓会ウォーキング  緑の都心・絵画館あたり



高校の同窓会の恒例の行事、ウォーキングに参加し、いちょう並
木、絵画館、新宿御苑を歩いた。

昨日まで、部屋にこもり創作や練習、そしてコタン、はっぽんの
ライブが続いた。緑の中をのんびり歩き、久しぶりに会う人たち
との語らいは楽しかった。

絵画館前の野球場は、20代後半所属していた野球チームでプレイし
たことがあるところ。フォークシンガー友川かずきさん、北住生さん、
演劇の役者さんや、たこ八郎さんもいて、不思議なチームだった。
懐かしい思い出が蘇った。

絵画館は初めて入ったが、明治45年の出来事が各年毎に大きな1枚の
絵になっており、日本史の勉強をしているようで面白い。

東京体育館は、2020年のオリンピックに備え、もうじき壊されるのだ
東京卓球選手権で2回プレーをしたところ。
そして新宿御苑へ。八重桜が咲き終わろうとしていた。

新宿駅前で、同級生5人で昼食。ビールとワインで高校時代の昔話に
花が咲いた。

 
| - | 01:17 | comments(0) | trackbacks(0)
はっぽんライブ  奇妙な果実


 今回のライブで、映画を観て創った歌を2曲取り上げ歌っ
た。1曲はだいぶ前に創った歌だが、「吉原炎上」からの
「ドナドナ・炎上」
  フォークソングの名曲「ドナドナ」のメロディーに乗せ
て、遊女の悲惨と夢を歌ったもの。「ドナドナ」という言葉
が、「拉致される」という意味合いがあることを知ったのは
面白いこと。

 もう1曲は、最近の映画「それでも夜は明ける」を観なが
ら思い出していた、ビリー・ホリディの名曲「奇妙な果実」
 日本語訳を補作し、自分で曲をつけたもの。ブルージーな
曲に仕上げ、日本語で歌ってみたかったのだ。

 ひとつの歌が社会に大きな影響を与えることがある。「奇妙
な果実」は、アメリカの人種差別を告発した歌である。

    奇妙な果実

南部の木には 奇妙な果実がなる
葉っぱには血が 根にも血を滴らせ
南部の風に揺らいでいる 黒い死体
ポプラの木に 吊るされている 奇妙な果実

美しい南部の田園に 果実はなる
飛び出した眼玉 苦痛に歪む口もと
マグノリアの甘い香りの中 黒い死体
陽に焼けた肉の 臭いがむせる 奇妙な果実

カラスに突かれ だらんとぶら下がったまま
雨に打たれ 風に弄ばれ
太陽に腐り 落ちてゆく 奇妙な果実
太陽に腐り 落ちてゆく悲惨な果実

南部の木には 奇妙な果実がなる


 
| - | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0)
はっぽんライブ  ユヌス・エムレ「我は歩くなり」

                     ユヌス・エムレ
2014年日本トルコ外交関係樹立90周年記念
       〜ボドルム・ウスパルタ日本文化祭〜
6月初旬に今年もトルコに行き、歌う。毎回テーマを持ち、トルコ
での公演を行っているが、今回はトルコの詩人ユヌス・エムレであ
る。
 ウスパルタは地中海の主要都市アンタルヤとメブラーナの街・コ
ンヤの中間に位置する街で、バラの産地として有名であるが、ユヌ
ス・エムレの生誕地である。ユヌス・エムレの記念碑前でユヌスの
詩による歌を歌う。

 ユヌス・エムレは13世紀のトルコの吟遊詩人で、日本で言えば
「西行法師」に当たるだろうか。彼の詩を昔の子供たちは口ずさ
みながら学校に通ったという。今もトルコ国民に愛されている詩
人で、現在のトルコ語の基礎を作ったとも言われている。

今日は、はっぽんライブだった。6月のトルコツアーの準備として、
ユヌスの詩によるトルコの歌を2曲歌った。彼の詩はイスラム思想
をもとにした神に関するものが多く、なかなかとっつきにくかった
が、一つの詩が親近感を与えてくれた。
 「歌を歩く」、はっぽんライブのタイトルで、今回が58回目。彼
の詩に「我は歩くなり」を見つけたとき、「よし、ユヌスが歌える」
と思ったのだった。

      我は歩くなり 炎となりて
      愛は我を 血に染め
      賢者でもなし 愚者でもなし
      来たれ見よ 愛の仕業を

      時には吹くなり 風の如く
      時には歩くなり 道の如くに
      時には流れるなり 奔流の如くに
      来たれ見よ 愛の仕業を

      
 
| - | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0)
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