2012.12.23 Sunday
映画「レ・ミゼラブル」 明日は来る
(スペインのある教会で)
映画「レ・ミゼラブル」を観た。連休中日の夕方、立川シネマ2は大変な混みよう。
上映開始直前に入館したら、最前列しか空席がなく、やむを得ず最前列チケット
購入。
「レ・ミゼラブル」はミュージカルで舞台にもなったり、スーザン・ボイルさんの歌
でもその挿入歌が話題になったりで、よく知られているものだが、原作を読んだ
こともなく、初めてきちっと観たかなという感じである。
それぞれの役者の個性的な歌声が魅力的だったし、歌詞がセリフとして詩として
胸に響き、2時間半位の上映時間も長く感じることはなかった。
最前列で大きな画面を見上げているのは、少し疲れたが、それぞれの歌う時の
表情をしっかり見ることができ、そんなことにかなり意識を集中していた。
歌の中でビブラートするときの唇や顎の動きを見ていたのである。
19世紀のフランス革命という歴史的背景も有り、内容的にも多くの感動がある物
語だが、原作者ヴィクトル・ユーゴーに興味を持ち少し調べてもみた。
詩人でもあるユーゴーは波乱に満ちた人生を送っている。そして恋愛の情熱や
死別の悲しみを詩に託している。
「オランピオの悲しみ」・・・妻アデールがサント・ブーベと恋に落ちてしまい、ユー
ゴーはその後女優ジュリエット・ドルエの愛人になる。ジュリエットとの恋を歌った
「ロマン主義詩篇の最高傑作」と言われている詩が「オランピオの悲しみ」。
さて、どんな詩だろうか?