藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

奥多摩町 よってげよ〜・二幸屋ライブ カタクリの花
 

 二幸屋ライブでは、1部と2部の合間に篠崎さんのマジックショーが入った。小さ
なお手玉から、花が湧き出るように咲き乱れ、拍手喝采。
 篠崎さんもトルコの旅でお知り合いになったひとりである。月に一度位のペースで
老人ホームにボランティアで慰問活動を続けているということだ。

 二幸屋ライブ演奏メニュー

   第1部    1. 幸せの国・ブータン
           2. バンコクの朝
           3. 桜遊行
           4. 私は竹の子
           5. 雪のブナ林
           6. おじぞうさん
           7. イスタンブール

        マジックショー
   
   第2部    1. サツマイモの詩
           2. わが故郷
           3. 瞽女のハルさん
           4. 黒髪ゆらせた風
           5. みんなの唄
           6. 紫陽花
           7. カタクリの花
           8. 越後望郷

           アンコール  Stand By Me  (藤本訳詩)

 「みんなの唄」では、歌に合わせ自然に手拍子が生まれ、リズムを取るように
にこやかに首を振る人がたくさん見えた。稲野真人さんのこの作品はやはり名
曲である。
 
  今回のライブでも「カタクリの花」で、目頭を押さえている人が何人か見受けら
れた。戦地に行った経験のある老人が、ライブ終了後「よくこんな歌をつくりました
ね」としきりに感心し、握手を求めてくださった。

 幡手さんと二人でこの「カタクリの花」をもって沖縄のライブツアーに出かけたの
が2006年。南条市の木馬館では、この歌が終わってすぐライブ会場を出、号泣し
た女性もいた。
 
 
    子別れ 心中もの 口説き節 祝い唄
    涙と笑顔で また来年も
                      「瞽女のハルさん」より

 感動的な歌を創り、歌を届けに行く・・・なんて嬉しいことだろう。
  
| - | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0)
奥多摩町 よってげよ〜・二幸屋ライブ  レンゲショウマの縁

                                      <レンゲショウマ> 

 二幸屋さんを初めて訪ねたのは2年前の丁度今ころだった。その年の7月に
トルコのエレーリとエスキシェヒルで開催された日本文化祭で、二幸屋の店主
柏木さんのいとこに当たる宮田さんと知り合いになった。
 「レンゲショウマの花が丁度咲く頃なので、花を見て手打ちの蕎麦を食べましょ
う」とお誘いをいただき出かけたのだった。

 春にはカタクリの花が咲くという山裾で、初めてレンゲショウマなる花を見つけた。
清楚でどこか妖しいげな白い花だった。
 青梅の御岳山で、今年は7月20日から9月20日まで「みたけ山レンゲショウマ
祭り」が開催される。
 「レンゲショウマ」は、言葉の響きのイメージから「魔性の蓮華」の印象があり、
創作意欲をくすぐる花の名。

 昨年は、イスタンブールマラソンに宮田さんと出場、私は15キロだったが宮田
さんは42.195キロを自己最高タイムで完走。
 だから宮田さんとは「走友(そうゆう)仲」である。42.195キロは「死にいく覚悟」
(私流ゴロ合せ)がないと走れない。
 もと消防士でホノルルマラソンや青梅マラソンにも出場している宮田さんと小雨
のボスポラス第二大橋を走ったことは、トルコで歌うことにも増して貴重な体験だ。

 「レンゲショウマ」に始まり、手打ちそば、今年は5月に竹の子掘りと奥多摩でも
お世話になり、その都度二幸屋さんでご馳走になったのだ。
 「ここでライブをやりましょうか」「是非やりましょう」・・・話はすぐに決まった。
| - | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0)
奥多摩町 よってげよ〜・二幸屋ライブ
 

 奥多摩の山懐、「よってげよ〜・二幸屋」さんでのライブ。店主柏木さん他2名の
絵画展をバックに、15曲ほど歌った。テーブル席、お座敷席、店外のテーブル席
にお店の常連客など三十数名が来て下さった。

 お店としては初めてのライブ企画。新聞にも記事が3回掲載されたという。9月
1日から開催される「おくたま展」の1会場でもある二幸屋さんは、展示される予定
の絵画を今日のために前もって展示してくれた。
 その絵画も、玄関外のパラソルの下のテーブル席も、とても良い雰囲気。ステ
ージから奥多摩の山を見ながら歌うことができ、いつものライブハウスとは違う雰
囲気を楽しめた。

 「カタクリの花」では目頭を押さえている人も見受けられ、初めて生演奏を聴い
たというおばあさんもいたり、演奏後皆さんからたくさんの温かい声をいただいた。
 
 お店で軽く打ち上げをということだったが、とれたての野菜の天ぷら、手作りの
こんにゃくや糸瓜、揚げ物などテーブルに盛りきれないほどの料理。
 ニ幸屋さんでの初めてのライブは、最後まで楽しい雰囲気だった。スタッフで
参加していただいた柏木さんのご兄弟にも大感謝である。
 ギターの幡手さんの運転の車で帰る7時頃には、もう外は真っ暗。都心では
見られないたくさんの星が、秋を告げるように静かに輝いて、我々を見送ってく
れた。



 
| - | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0)
国立はっぽんライブ   鳳仙花


 今回からメガネを外した。コンタクトレンズを入れたのではなく、目の老化が進み、
今まで使っていた遠近両用のメガネが合わなくなったのである。
 遠くは少し霞んで見えるが、譜面を見るのには影響ないことが2日前のリハーサ
ルの時にわかったのだ。
 30年近くメガネを掛けて歌っていた。目の前がスッキリしたような、軽くなったよう
なとてもいい感じである。

 それにつけ、はっきりしない重たさを感じるのが竹島問題、尖閣諸島問題である。
10月に上海のライブハウスに出演する予定なので、中国の反日感情によるデモ行進などその
状況を懸念している。

 韓国とも、歴史を振り返るに忘れられない歌がある。
今回のライブで取り上げてみた。

              
                鳳仙花
                     作詞 金護経 / 作曲 洪蘭坂
   
           あかい鳳仙花 お庭に咲いたよ
           灼けつく夏の日 暑さも知らずに
           可愛い娘は 爪先染めたよ

           あかい鳳仙花 お庭に咲いたよ
           やがて夏去り 秋風吹けば
           鳳仙花種蒔け 遠くへ弾けよ
| - | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0)
8.25奥多摩町二幸屋ライブ  「西の風」新聞に
 

   西の風新聞社(あきる野市)の「西の風」に、8月25日(土)の奥多摩町・二幸屋
ライブの告知記事が掲載された。(8月3日)

 〜記事転載〜
          歌の旅人、藤本すすむ二幸屋ライブ
                    食事処「よってげよー・二幸屋」 奥多摩町海沢

 奥多摩町海沢の食事処「よってげよ〜・二幸屋」(柏木昭子店主)で、25日(土)、
シンガーソングライター藤本すすむさん(58)のライブが開かれる。2時30分開場、
3時開演。料金1800円(飲み物・手づくりケーキ付き)
 副題は「歌を歩く、風の靴をはいて」。「越後望郷」「イスタンブール」など国内外の
旅をテーマにしたオリジナル曲をギターの弾き語りで歌う。ギターで幡手康隆さんも
加わる。
 新潟県出身で立川市在住。旅好きで全国を回る。ここ数年、8回も足を運ぶほど
トルコの文化風土に魅せられている。
 5,6年前、柏木店主は和菓子の親善大使として、藤本さんは歌の親善大使として
トルコで出会った。その後も交流があり、最近、奥多摩の自然を背景に歌いたいと
藤本さんから申し出があって二幸屋ライブが決まった。
 予約は090(2166)6065へ。

 「楽しいライブにしたいですね」という言葉を添え、柏木さんからその新聞が送られて
きた。奥多摩へ私の歌を届けに行こう。

 
| - | 15:34 | comments(0) | trackbacks(0)
越後三十三観音巡り  第八番札所 鷲尾山 不動院
 

 自転車で田んぼ道を走る。農道はきれいにアスファルト舗装され快適だ。
実り間近な稲の臭いがたまらない。わが故郷、越後望郷である。



 第八番札所 鷲尾山 不動院
 
 ご本尊    千手観世音菩薩

 <ご詠歌> いつとなく大悲の光かがやけば ここもうえみぬ わしの尾の寺
| - | 00:25 | comments(0) | trackbacks(0)
越後三十三観音巡り  第七番札所 医王山 摩尼珠院
 

 8月12日 宿泊した柏崎駅前のビジネスホテルに、無料の貸出自転車があった
ので、自転車で二つの寺を廻った。

 第七番札所 医王山 摩尼珠院

 ご本尊   正観世音菩薩

 <ご詠歌> 紫の雲もたなびく藤橋に かけてぞたのむニ世の願いを
| - | 00:13 | comments(0) | trackbacks(0)
越後三十三観音巡り 第二番札所 照国山 摩尼王寺
 

 上越線北新井駅から歩いて20分ほど、今では寺の様相も見えない。すぐ前は
畑が広がり、老いた農夫が農作業をしていた。
 駅までの帰路、村人に声をかけられた。「寺はどうでしたか。二十数年前学校の
校長をしていた住職が寺を離れて・・・・」。リュックを背負っていたから参拝者と気
づいたのだろう。「トマトあげますから」と軒先まで案内され、トマトを数個もらった。
四国遍路のお接待みたいだなと思いおかしかった。

 第二番札所 照国山 摩尼王寺
 
 ご本尊    正観世音菩薩
 
 <ご詠歌>  蓮す葉の にごりに志まぬ 心とて まことを照らす 摩尼のしらたま
| - | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0)
越後の旅    瞽女のハルさん
 
               <斎藤真一 明星 妙高谷「越後瞽女日記」 絵葉書>

 不思議である。8月10日の四谷コタンライブで「瞽女のハルさん」という歌を初演
したばかり。見えない何かに手引きされ、その翌日に斎藤真一さんの瞽女の世界
と出会う。

                瞽女のハルさん
                          作詩・作曲 藤本すすむ

 
           はざ木のたんぼ道 雪の峠路
           手引きに連れられ 村から村へ
           三味に合わせて 唄を届ける
           饅頭笠の 瞽女さんの旅  

           瞽女のハルさん 五つで弟子入り
           雪の川原で 寒声修行
           ぼっこれ薬罐と いじめられても
           見えない女が ただ生きるため

           瞽女のハルさん 初旅は九つ
           下田の在から 栃尾へのひと月
           いい人と歩けば 祭りのお宿
           悪い人と歩けば 修行の旅路

           厳しい掟に 背けば離れ瞽女
           三三九度は 弁財天と
           まめなときに稼ぐのは 当たり前のこと
           難儀いときこそ それが瞽女の道

           峠を越えて 会津 米沢
           種籾もお蚕さんも その声に喜び
           子別れ 心中もの 口説節 祝い唄
           涙と笑顔で また来年も
  
           はざ木のたんぼ道 雪の峠路
           手引きに連れられ 村から村へ
           三味に合わせて 唄を届ける
           饅頭笠の 瞽女さんの旅
           饅頭笠の ハルさんの旅 

 
       ※小林ハルさん・・・明治33年、新潟県三条市生まれ。
                   昭和53年、無形文化財に選ばれ人間国宝となる。
                   昭和54年、黄綬褒章受章。
                   平成17年、105歳で他界。
                   最初の親方は、加茂市後須田(うらすだ)の樋口フジさんだった。
                   後須田は私の生家から歩いて10分位の場所で、
                   越後瞽女、小林ハルさんにさらに強い興味を抱くことになる。                   
                    
| - | 00:23 | comments(0) | trackbacks(0)
越後の旅   高田公園 蓮と瞽女
 
                       
 高田公園、城址を巡る外堀を埋め尽くす蓮。東洋一の蓮である。
今年は花が少ないと、バスガイドをやっていたという女性のタクシードライバーが
綺麗な声で説明してくれた。
 雨がぱらつき、蓮の大きな葉に表面張力した水玉がコロコロ動いていた。春は
日本三大夜桜で賑わう高田公園に初めて訪れた。

 名立駅と直江津駅で偶然見つけたポスターで、高田公園内にある上越市立総
合博物館で開催中の「斎藤真一と瞽女・・・池田敏章コレクション」展を知り、二番
札所の北新井へ行く途中、高田公園へタクシーを走らせたのだった。

| - | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0)
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