藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

太陽の国・エジプトの旅 1 「がんばれ、がんばれ、さらばじゃ」

 

<エジプト・ギザのピラミッドを背景に>
 
 出来るだけ旅をしたいと思っている。
こんなことわざがある。「困ったことがあるときは旅に出て悩みを忘れるがいい」
また、こんなことわざもある。「どこを旅しようと己からは逃れられない」

 今を、これからを、どう生きてゆけばいいのか。
私は歌えるのか、何をどう歌えばいいのか。
こんな生き方でいいのか。
それは、いつも喉元にに刺さっている小魚の棘だ。

 何も期待せず旅に出るのがいい。
出会う景色や人々や歴史を、風や光を、ただ見て、感じればいい。
「我見る、ゆえに我在り」「見たものが私だ」
そんな感覚で、旅に出る。

 10日間ほど、エジプトを旅した。エジプトはトルコから飛行機で2時間ほど、地中
海を越えてちょうど真南に位置する。
 6月にトルコから帰国しすぐに、10月にトルコでのコンサートの話をいただいたとき、
出来れば、ついでにエジプトに行ってみたいなと考えていた。残念ながらその企画は、
諸般の都合で延期となった。
 では、エジプトだけでも行ってみようかと。古代文明発祥の地、アフリカ大陸の入り
口、そこは太陽の国、常夏の国であった。

 第一日目は、首都カイロの隣の県ギザにあるピラミッド見学から始まった。
クフ王の大ピラミッドの内部に入る入り口で、切符切りの男が、突然日本語を発声し
た。
 「がんばれ、がんばれ、さらばじゃ!」 エジプトの歓迎の言葉であった。エジプト人
は、明るくひょうきんで冗談好きだという。続けてその男は、小川直也のような動作を
付けて「ハッスル!ハッスル!」
 私は、覚えたてのアラビア語を大きな声で返した。
「アッサレーコム アレイコム(こんにちは)」
「シュックラン(ありがとう)」

エジプトの旅の始まりです。

 ふらねこは、この旅で、今までの不精を反省したのであります。
ねこのミイラにも会ってきたものですから。ミイラは「復活」のために作られたのでした。

 

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