藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

12月のライブのチラシ


 ライブが始まる時間だというのに、歌う曲目が決まっていなかったり、
曲順が決まっていなかったりで、うろたえている夢をよく見る。夢の中で
「どうしよう」とあせって、目が覚め、「夢でよかった」と救われた想い
になる。
 つい先日は、ライブの開始時間にライブ会場にはいないで、東京駅のあ
たりをうろうろしている夢だった。8時まであと10分しかない。国立のはっ
ぽんまで1時間かかる。電車に乗ろうと改札口を探すのだが、どこの改札口
も閉まっていて駅に入れない。「ああ、どうしよう」という嫌な夢だった。
何事につけ、普段の準備が悪いのだろうと反省せざるを得ない。

 今年も、あと1ヶ月を残すだけだ。12月のライブのチラシが出来た。
来年を意識しながら、しっかり準備してコタンとはっぽんのライブに望みた
い。悪い夢を見ないように。
| - | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0)
卓球Rock 立川地区対抗卓球大会

<立川泉体育館 北川冬彦の詩碑>

 立川市民地区対抗卓球大会に羽衣町チームの選手として出場した。
2001年に国立市富士見台から立川市羽衣町に引っ越して来たとき、
羽衣町の卓球関係者から、声をかけていただき、特別な用事がある
とき以外は参加している大会である。立川市は卓球などスポーツが
盛んで、今回は第61回めという。普段私は、国立で卓球をやってい
るので、羽衣町内の住人として地縁を感じる唯一の行事である。
 
 昨年、羽衣町チームは準優勝だった。町内に東京女子体育大学の寮
があり、卓球部の1年生が応援に来てくれることもあり、女子は強いの
で、男子のメンバー如何である。今年は男子のエースK君が急きょ、仕
事で出場できなくなり、1枚駒不足。負けた2試合は僅差で、今年は惜し
くも5位に終わった。
 
 私は男子シングルス、混合ダブルスに出場。ダブルスでは毎年組んで
いる力強いパートナーKさんとのコンビ。「今年も藤本さんの回転レシ
ーブが見られたわ」と、打上で笑っていた。
 羽衣ねぶたにあやかってか、「ねぶたラーメン」の店での打上が、い
つも祭りのようににぎやかだ。ちなみに「ねぶたラーメン」はシジミが
たっぷり入った、ちょっと珍しいラーメンである。
 毎年このときだけ顔をあわせるメンバー、地方から卓球の推薦で入学
したという学生、卓球で知り合ったというご夫婦、羽衣町の卓球、スポ
ーツをお世話してくれている羽衣体育会の人たち。卓球の縁で、今夜も
楽しい酒を飲ませてもらった。

 今大会の会場、泉体育館の玄関横に詩碑がある。何度か泉体育館は利
用したり、試合会場として行っているが、しっかりその詩を読んだこと
は無かった。
 戦争の悲惨さなどを訴える詩で、国際的にも高く評価されているとい
う、立川市内で詩人生活を遂げた北川冬彦(明治33年〜平成2年)の詩で
ある。

         
               石
                       北川冬彦
          石はつめたい
          石はごつごつ角張っている
          しかし 石は丸くなるのだ
          川底で
          互いにぶつかり合って
          長い年月の間に
          石はあたたかくならないことはない
          懐であたためればよいのだ
          根気よくあたためればよいのだ
| - | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0)
青色青光

<新作のぐい呑み>
 
 作品名: 青色青光(しょうしきしょうこう)
 土  : 半磁器
 作法 : 手捻り
 本焼き焼成温度: 1250度
 釉薬 : 瑠璃海鼠釉

「青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光」は、阿弥陀経の中に
ある言葉。
 青いものは青く光り、黄色いものは黄色く光る。
「あるがままのものがあるがままに光っている」
それは「あらゆるものが、そのままで最高の存在だ」ということだ。

 無心になって土を削っているときの時間が好きだ。イメージを作品に
出来るほど、技も知識も無く、まだゆきあたりばったりで、出来上がっ
たぐい呑みを見て、タイトルを決める。その時だけ、入念に想いを捏ね
るのである。
 「青色青光」 さて、これでどんな日本酒を呑もうか。
| - | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0)
内は素のまま 

<新作のぐい呑み>

 作品名 : 外はそのまま、内は素のまま 
 土   : 古信楽、信楽赤のブレンド
 作法  : 手捻り
本焼き焼成温度:1,250度
 釉薬  : 内側 白篠釉
       外側 無し

 私がが歌うトルコ三部作の一つ『メブラーナ』に、
「あるがままにみせるか 見かけのごとく振舞え」
という一節がある。
 自分を表現するときの警句でもあるのだが、大切なことは、
心の内がいつも「素」でいられるかなのだろう。
 「素」という言葉は、彫刻家関頑亭さんの本を読んで印象
に残っている言葉で「縄文人のような素朴な心」を意味して
いたと記憶している。
 
 「深く掘った土は 肌の色」と私は『ドリアン』で歌って
いる。土に触れる時間を少しでも持ちたいと思い、土を捏ね、
削る。土も多くのメッセージを抱え、沈黙しているのだから。

 
 
| - | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0)
奈良の旅 3

<岡寺 / 秋篠寺>
| - | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0)
奈良の旅 2

<紅葉と奈良の鹿/ 石舞台>
| - | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0)
紅葉の奈良へ / 一番高い塔の詩

< 上左・興福寺 / 上右・室生寺
  下左・法隆寺 / 下右・薬師寺 >

 奈良へ、土日にかけ一泊の旅をする。
| - | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0)
四谷コタンライブ 「30分一本勝負」


 コタンのライブでは、毎回スタッフのタテーが写真を取ってくれ、
コタンホームページのBBSに載せていただける。
 今日はその写真を拝借した。店長からも「せっかく撮っているの
で、どんどん活用してください」と言ってもらっているが、まだP
Cでのサイズの補正のやり方がわからず、小さなものになっている。

 コタンでは、私は30分のステージで、「30分一本勝負」というタ
イトルで臨んでいる。30分は歌う人にとって十分な時間であると、
思うのだ。一曲、いや一声で、「歌を聴きに来てよかった」と感じ
もらえるようなライブが出来ればと思う。
ポルトガルで「ファド」を聞いたとき、そんなことを実感したのだ
った。

 昨日の夜、ふと浮かんだ詩、11月はじめに中越地震の被災地だっ
た小千谷・塩谷を旅したときのことを綴った詩を朗読をし、「越後
望郷」を歌った。アドリブ的な、まだ不完全な詩であるが、これか
ら練られて作品として発表できるかも知れない。そんな緊張感が
「30分一本勝負」の中でも試みられる。
 まだまだ、未熟だが、ステージは自分への挑戦の場でありたい。
 いつものように「カタクリの花」を最後に歌わせてもらい、今夜
の一本勝負は終わった。

 歌い終わって、お客さんの一人、コタン短信編集長のTさんと話
す。「タバコをやめたよ。藤本君もタバコをやめたら、もっといい
声になるよ、きっと」
 痛いところを付かれた。「一本勝負」をするには、まだまだ精進
が足りないと思いつつ、ボーっと、タバコを吸ってる時間が多い。
いつかちゃんとやめる日が来ると予感しているのだが、その日は近
いかも知れない。
| - | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0)
四国遍路 1  悠々たり悠々たり 

<第1番 霊山寺にて>

 ホームページをリニューアルUPした。今回はデザインを重点に、見や
すいデザイン・レイアウトに改めた。
 内容については、今後少しずつ、書き加えて行く予定であり、次回のリ
ニューアルでは、楽曲の紹介が出来るよう、音を加えることを考えている。
ホームページも一歩一歩、歩くのだ。

 いろいろな旅のことを、断片的に「ふらねこ」に載せている。これも、
もっときちっとやりたいことだが、尻切れトンボになっているのが多い。
まあ、徐々にということで。

 2003年GW・年末年始、2004年GW・年末年始、2005年GW・年末年始
の6回に渡り、四国八十八箇所のお遍路をした。この旅を振り返りながら、
「ふらねこ日記」に書いてみたいと思っている。少し時間が立ったので、
記憶の薄れた部分も多いが、その後読んだ書物などから、その意味合いを
考察できるかも知れない。
 日を置いて、書き直しながら「ふらりふらり」の連載になると思うが、
ホームページのリニューアルに合わせて、考えていることの一つである。

 2003年4月29日、東京駅八重洲口から夜行バスで徳島駅前へ。夜行バスは
、何度か利用していたが、やはり疲れる。早朝5時30分頃到着。どんよりし
た雲が私を迎えた。四国は初めてであった。
 徳島駅からJR高徳線に乗り、板東駅下車。小さな無人駅。缶コーヒーを
呑み、タバコを一服。今回1週間の旅は最初でもあるし、全部歩き通す予定。
第1番札所・霊山寺に向かい、一歩を踏み出した。


   悠悠(ゆうゆう)たり 悠悠(ゆうゆう)たり
   はなはだ悠悠(ゆうゆう)たり
   杳杳(ようよう)たり 杳杳(ようよう)たり
   はなはだ杳杳(ようよう)たり』
                   〜弘法大師『秘蔵宝論』より


 四国とは、お遍路とは、空海とは、仏教とは、人生とは?
 「ふらねこ遍路」の、始まり、始まり。
          
 ………………………………………………………
 四国霊場 第1番 霊山寺
  [本尊]  釈迦如来
  [真言]  のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
  [御詠歌] 霊山の釈迦の御前にめぐり来て
         よろずの罪も消え失せにけり 
| - | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0)
「嬉しい」が花火のように

<市民卓球大会 50代準優勝の賞状>

 国立市民卓球大会・50代の部で準優勝の賞状をもらった。家に帰っ
て見てみると、端が雨に濡れヨレヨレになっていた。市民体育館での
反省会が終わり、打ち上げ会場の「新と美」へ自転車で行く途中、雷
が鳴り、土砂降りの雨に打たれてしまったのだ。
 ヨレヨレの賞状を見て、今日の成績よりも、毛筆できれいに入賞者
の名前を書くMさんの姿と、大会の締めくくりとして表彰で読み上げ
てくれたT会長のやさしい声を、いとおしく思いだしている。

 今回は、50代の部の準決勝が面白かった。宿命のライバルTさんと
の試合。健康上の理由で、ラケットをイボ(粒高)に変えて、攻撃を
ひかえているTさんには負けないだろうと思っていたが、今回は違っ
た。「死ぬ気でやります」と試合前に話していたように、イボでのカ
ウンターがバシバシ返ってくるのである。
 セットカウント「1-2」、ポイント「8-10」と追い込まれ、絶対絶命
のピンチ。何とか粘ってジュースに持ち込み、「14-14」までせり、4セ
ットめを苦戦のうえ取り、5セット目を取り、勝つことが出来たのだっ
た。Tさんの復活が嬉しかった。

 決勝戦は、やはり宿命のライバルOさんとの対決。このところ勝った
り負けたりを順序良く繰り返している。Oさんは、後輩たちの指導に力
を入れているようでオグラ道場の若手F君・I君の成長はめざましく、今
大会も活躍していた。
 気合の入ったOさんと、最近少し卓球に気の抜けている私である。結
果は言わずもがな。私は、空振り、攻撃ミスの連続。あっさり負けた。
 次回は私の番ですよ。また、ゆっくり呑みましょう。例のお店で。そん
な楽しみを持てることが嬉しかった。

 国立に東京都多摩障害者スポーツセンターがあることで、卓球大会に
障害者も参加する。今回は車椅子の選手が5名ほど参加した。
 車椅子の選手の試合には特別なサービスルールがある。サイドライン
を割らないこと。レシーバーのコートに2バウンドする短いサーブをし
ないこと。年代別で車椅子の選手と対決した時、その彼が語った。「健
常者の人と試合をすることが普段出来無いので、今日はとても嬉しいで
す」

 一橋大学のOBや教員も、最近毎回参加していて、その人たちと挨拶
を交わす。「新しい人を連れてきました」とAさんが50代の選手を紹介
してくれた。皆さん腕もめきめき上げてきている。やはり卓球を楽しん
でいる人たちだ。
 大会の時にだけ会う人が少しづつ増えてきて、にこやかに会話を交わ
す。これもまた、嬉しいことである。

 東京女子体育大学の学生が、今回も「一般女子の部」に参加し花を添
えてくれた。立川羽衣町に住む私は、立川の地区対抗卓球大会で羽衣町
選手として出場しているが、同じ町内にある「女子寮」に住む卓球部の
選手も羽衣町チームに参加してくれるので顔見知りになっている。若い
ピチピチした彼女たちの試合を見たり、冗談を言いながら話す時は、す
っかり「オヤジねこ」になって嬉しいのである。

 試合の途中で、今回不参加のW君が来た。去年の秋、彼の結婚式で
『市民卓球大会・上原ヴァージョン』をプレゼントしたが、先日、男の
子が生まれたという。そんな報告を聞けるのも嬉しかった。

「9-1から逆転されたよ」みんなに語っていた矢川クラブのGさんの信
じられないような顔。
 「今回がデビュー戦です。全敗しましたが」多摩スポのNさんのいつ
も満面微笑の顔。
 打ち上げで、市民大会の昭和39年当時のメダルや過去のプログラム見
せてくれた、国立に再び戻ってきたEさんの懐かしそうな顔。
いろいろな顔が、想いを浮かべ、体育館の中にあった。
 
 小学生から70歳代までの男女150名ほどの参加があり、無事終了。今回
は、中学生・高校生の活躍が目立ち「若さ」を体育館の中に感じていた。
2.7グラムのオレンジ色のボールのように、それぞれが小さな思い出を作
ったことだろう。

 市民卓球大会は、卓球を愛するわれらのお祭りである。「嬉しい」が、
花火のようにいっぱい打ちあがる。


 
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