藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

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四国へんろ旅  67番大興寺

                   

 大興寺への道、杖を突きながら歩いていると、杖に付けた鈴の音を聴いて、家の

中から「おへんろさ〜ん!」と声を掛けてくるおばさんがいた。

 「お接待です」と、オロナミンCを手渡してくださった。少し立ち話をすると、

息子さんは東京の大学を出たということで、私が東京から来たことに親近感を感じ

たようだった。

 

 「大興寺さんで今、60年に1度の秘仏が公開されてますよ。是非見てください。」

そんな情報を笑顔で教えてくれた。

 

 弘法大師(空海)一刀三禮の作と伝えられる、本尊薬師如来像、脇仏不動明王・

毘沙門天の秘仏をじっくりと見た。力強い雰囲気を感じる。

 薬師如来は正式には「薬師瑠璃光如来」といわれ、来世の平穏を司る西方極楽浄

土の「阿弥陀仏如来」に対し、現世の抜苦与楽を司る「東方浄瑠璃世界の教主」と

されている。

 

 空海によって日本にもたらされた密教は、もともと現実をいかに生きるかがテー

マで、空海の思想で大切なことのひとつは「存在論」。

 「生きているということはどういうことか」「いかに生きるべきか」若い頃から

おぼろげに問い続けていることを、歩きながら今も考える。

 

 秘仏を見終わった老女性二人連れと「60年後にまたここで会いましょう」と冗談

を交わし、寺の近くの宿へ向かった。

 

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