2017.05.08 Monday
四国へんろ旅 観音寺へ
古銭「寛永通宝」の文字を砂上に
琴弾女神の像
4月28日、新宿バスタから夜行バスで香川県観音寺へ。昨年春から始めた
二周りめ逆打ちの四国遍路歩き旅。今回は約1週間、67番大興寺から60番横
峰寺まで香川から愛媛への山越えのコースだ。
朝8時過ぎ、バスは観音寺駅前に到着。天気もよく少し早めに着いたので、
前回の最後68番神恵院のすぐ近くにある琴弾八幡宮へ。駅前の商店街のスピ
ーカーから、女性ボーカルで軽やかなボサノバ「マシュケナダ」が流れる。
瀬戸内の海風が、夜行バスで少し疲れた体に心地よい。
琴弾八幡宮の長い石段を上った辺りで、時々ここへ散歩に来るという地元
の初老の男性としばし話す。NHKテレビ「こころの時間」をよく見ていると
いう。優しい朝の風のように見知らぬ人と仏教の話が出来るのも、四国だか
らだろうか。
たまたま今日は、年に2度の、砂浜で「寛永通宝」の砂文字を盛り上げる日
なのだそうだ。八幡宮の裏に回り、その光景を見る。
この地は、源平合戦でも有名な地。滝沢馬琴の「弓張月」の史跡もあり、琴
弾という名に詩情を感じ、67番大興寺へ歩き始めた。