藤本すすむブログ「100万回生きたねこ」

コタン3/31 平和を紡ぐ歌 Vol.2 「平和を生きる権利」

 

  だから 仲間の死をもって 伝えたいんだ

  戦争は 人を虫けらのように殺すから

  だから 憲法9条は 変えたらいけんと

  人が人であるために

            「人が人であるために / 詩 みほこん」

 

 第2回目となるコタンでのジョイントライブ「平和を紡ぐ歌」で、今回は

みほこんの「人が人であるために」を二人で演奏した。

戦争体験者の声を歌にしたもので、平和へのメッセージが込められた歌。

 

 この歌のほか「平和を生きる権利」という歌も取り上げ、第2部最後の

歌として二人で演奏した。

 

 「平和を生きる権利」について

 

 原曲の作詩・作曲・歌は南米チリのシンガーソングライター、ビクトル・

ハラ(1932〜1973)。

 「ギターよ、銃となって敵を撃て」自叙伝のタイトルが示すように革命的

な内容の詩を、フォルクローレ調のメロディーにのせ美しくきれいな声で歌

い、民衆に多大な支持を得、愛されていたが、40歳の若さで軍部に捕らえら

れ虐殺されたのだった。

 

 まだCDの無いカセットテープの時代、私の30代始め頃、詩の内容より、ビ

クトル・ハラの歌声の美しさと切なさに魅了され、そのレコードをカセットテ

ープに録音し、毎日のように聴いていた。

 CDの時代になり、それまで録音した山のようなカセットテープのほとんど

を廃棄したが、捨てずに残しているテープが数本あり、そのうちのひとつが

「ビクトル・ハラ」

 

 今年2月、国立かけこみ亭で行なわれた「平和と護憲の共謀コンサート」に

出演し、コンサート最後に出演者全員でこの「平和を生きる権利」を歌った。

とても懐かしく、また新鮮な気分であった。

 かけこみ亭でも共演したみほこんから、「今回のコタンで、この歌を一緒に

歌いましょう」と提言され、胸の裡を言い当てられたような気がした。

 

   平和を生きる 当たり前のこと

   静かに生きる 当たり前のこと

   だれも奪えない だれも壊せない

   平和に生きる歌

             「平和を生きる権利」

 

 

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